鍼灸の庵 ~やまと治療院ブログ~

鍼灸の庵 ~やまと治療院ブログ~
当サイトは東京都国分寺市の鍼灸院・鍼灸やまと治療院が作成しているブログです。
少しずつ、鍼灸治療や東洋医学に関連する内容を書いたり、東洋医学の古典を掲載したりしていきます。
この様な内容にご興味がございましたら、お読みください。

新規記事

『脈経』王叔和譔 (巻第三)⑫ ~脈診の原典~
肺大腸部 第四(3/3) 黄帝問て曰く、秋の脈、浮の如し、何如して浮なるや。 岐伯対して曰く、秋の脈は肺なり。西方の金なり。万物の収成する所以なり。故に其の気来たること軽虚にして浮、其の気来ること急にして去ること散。故に浮と曰う。此に反...
『鍼灸重宝記』本郷正豊著(24)
神灸神針の方法 『本艸綱目』に曰、五月五日に桃の木の東へ引たる枝を取り、削て木針とす。雞子の如く長さ五六寸にして、之を乾し、もちゆるとき、綿紙三五層を以て、患る処に襯、針を将て麻油に蘸し点を着て、吹滅し、熱に乗じてこれを針すと、又艾葉一種...
針灸諸病の治例⑧/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(23)
小児の科 ちごのりやうじ 小児の病を治すること、古人みな難しとす。誠に証を問うの一法を闕、故に、これを唖科と云。しかのみならず、脉気いまだ定まらずして、浮沈極めて決しがたし。面部の外侯、虎口の説。ともに、闕べからず、比等に依らざれば、其証...
針灸諸病の治例⑦/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(22)
婦人の科 夫れ婦人は十四にして、月水行り、四十九にて絶ゆ。その病、大低男子と異なることなし、惟、胎前、産後、月経調はず。癥瘕、崩漏、帯下の証のみ同じからず、常に血虚し、気鬱しやすし。 ▲月水調らざるには気海、三陰交、中極、帯脉、灸一...
針灸諸病の治例⑥/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(21)
眼目 がんもく 目は肝の外侯、五臓の精華にして、諸脉は皆目に属す。 鳥睛は肝木、両眥は心火、上下の胞は脾土、白晴は肺金、童子は腎水、の精なり。 暴に赤く腫れ痛は、肝経の風熱、久病昏暗は腎虚、遠く視ことあたはざるは心虚、近く視ることあた...

カテゴリー別

東洋医学の基礎知識
鍼灸の概要
鍼灸の定義 「鍼灸」は鍼の施術「鍼術」と灸の施術「灸術」をあわせたものです。昔からセットで使うことが多かったため、鍼灸と呼ばれ、鍼灸の施術を行う者を鍼灸師と呼びます。 それでは、鍼術と灸術それぞれどのようなものか、まずは定義...
東洋医学における病気の原因「病因」と生活の注意点
伝統鍼灸などの東洋医学では、以下のようなものを病気になる原因「病因びょういん」としてとらえています。 内因 東洋医学では、病気になる原因として、「内因ないいん」という自分自身の心の問題を非常に重要視しています。 内因には、怒・...
氣・血・津液
東洋医学では、氣き(気)が身体をめぐり、その働きにより血けつ・津液しんえきが身体を循環していると考えます。 古代の人が考えたことですので、難しく考えないようにしてください。 「氣」というと、現在解明されていない未知のエネルギーという...
経絡・経穴
奇穴
奇穴きけつとは、正経十四経に属していない独自の経穴です。これらは、様々な症状に効果的なツボとして伝えられてきたものです。現在では非常に多くの数があり書ききれませんが、ここでは、実際の鍼灸治療において使われることの多い代表的なものを紹介します...
『経穴辞書』for Windows 10 IME
こんにちは、やまと治療院です。 しばらくブログの更新ができずに申し訳ありませんでした。 今まで使っていたPCが壊れてしまい、新しいPCに変えて、再設定などしていたら時間がたってしまいました。 データ復旧などにもう少しかかりそうなので、...
手の太陰肺経
こんにちは、やまと治療院です。 今回は正経十二経脈の最初の経脈「手の太陰肺経」について記載します。 手の太陰肺経の概要 手ての太陰肺経たいいんはいけいは、「肺」に属した経脈です。一本の経脈上の経穴は11穴になります。これが体の左右...
東洋医学偉人伝
丹波 康頼
丹波 康頼(たんば の やすより) 生没:912年(延喜十二年)~995年(長徳元年) 丹波康頼は平安時代の鍼博士で、現存する日本最古の医学書『医心方いしんぽう』を著したことで知られています。(鍼博士は当時の医療を司る役職のひとつ...
杉山 和一 検校
杉山 和一(すぎやま わいち) 生没:1610年(慶長十五年)~1694年(元禄七年) 杉山和一は江戸時代の鍼師です。当時の視覚障碍者の団体「当道座とうどうざ」の「検校けんぎょう」の地位にいたことから検校をつけて杉山検校ともよばれま...
東洋医学の視点でみる食品
食品の性質について(穀物・豆類)
こんにちは、やまと治療院です。 今回は食品についての記事を書いてみます。 先日の記事(「病因」と日常生活の注意について)で記載したとおり、食べ物の過不足等も病気の原因になります。 食べ物に関しては、基本的に腹八分目を心がけ...
鍼灸治療に関連する古典等の書籍
『鍼灸医術の門 』柳谷素霊著(全文掲載)
『鍼灸医術の門』は柳谷素霊先生が鍼灸術入門者の為に書かれた名著です。古い本ではなく昭和23年に書かれた最近の本ですが、既に著作権の保護期間が終了しているため全文を掲載します。
『鍼灸重宝記』本郷正豊著/江戸時代の鍼灸手引書(全文掲載)
『鍼灸重宝記』は江戸時代の享保三年(1718年)に本郷正豊によって著された鍼灸治療に関する書物です。 本郷正豊先生に関しての資料が残っていないため、どのような人物だったかは失伝していますが、鍼灸に関して非常によくまとめられた書物であったといえます。全文掲載していますので、ぜひご覧ください。
『脈経』王叔和著/東洋医学の「脈診」専門書
『脈経』(みゃくきょう)は西暦280年頃に王 叔和(おう しゅくか)によって著されたといわれる脈診の解説書です。全十巻。王叔和は西晋の太医令(医療の最高長官)に就いていた人物で東洋医学の最重要古典の一つ『傷寒論』の再編者としても有名です...
雑記
干支・西暦・和暦・九星の早見表
1984年~2043年 西暦 干支 和暦 十干 十二支 九星 1984年 甲子 昭和59年 甲 子 七赤金星 1985年 乙丑 昭和60年 乙 丑 六白金星 ...
雨の後の虹 🌈
こんばんは、やまと治療院です。 今日はひどい雷雨でしたね。 雨があがった日没前頃、東の空に綺麗な虹が出ていました。 折角なのでスマホで撮影してみました。 肉眼では綺麗に見えても、撮影は難しいですね。 明日からまた緊...
新元号「令和」と『黄帝内経』
新元号が決まりましたね。「令和」綺麗な響きですね。今回は初めて日本の古典から採用との事で話題になっています。万葉集巻五に収録された梅花の歌の「序」から採用されたそうです。 天平二年正月の十三日に、師の老の宅に萃あつまりて、宴会を申ひらく。...