鍼灸の庵 記事一覧

鍼灸重宝記

『鍼灸重宝記』本郷正豊著(24)

神灸神針の方法 『本艸綱目』に曰、五月五日に桃の木の東へ引たる枝を取り、削て木針とす。雞子の如く長さ五六寸にして、之を乾し、もちゆるとき、綿紙三五層を以て、患る処に襯、針を将て麻油に蘸し点を着て、吹滅し、熱に乗じてこれを針すと、又艾葉一種...
鍼灸重宝記

針灸諸病の治例⑧/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(23)

小児の科 ちごのりやうじ 小児の病を治すること、古人みな難しとす。誠に証を問うの一法を闕、故に、これを唖科と云。しかのみならず、脉気いまだ定まらずして、浮沈極めて決しがたし。面部の外侯、虎口の説。ともに、闕べからず、比等に依らざれば、其証...
2021年9月14日
鍼灸重宝記

針灸諸病の治例⑦/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(22)

婦人の科 夫れ婦人は十四にして、月水行り、四十九にて絶ゆ。その病、大低男子と異なることなし、惟、胎前、産後、月経調はず。癥瘕、崩漏、帯下の証のみ同じからず、常に血虚し、気鬱しやすし。 ▲月水調らざるには気海、三陰交、中極、帯脉、灸一...
2021年9月14日
鍼灸重宝記

針灸諸病の治例⑥/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(21)

眼目 がんもく 目は肝の外侯、五臓の精華にして、諸脉は皆目に属す。 鳥睛は肝木、両眥は心火、上下の胞は脾土、白晴は肺金、童子は腎水、の精なり。 暴に赤く腫れ痛は、肝経の風熱、久病昏暗は腎虚、遠く視ことあたはざるは心虚、近く視ることあた...
2021年9月11日
鍼灸重宝記

針灸諸病の治例⑤/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(20)

頭痛 かしらいたむ 頭は諸陽経の首也、風寒の頭痛は鼻塞り、悪かん発熱す。湿は頭重し、食滞は額の正中いたむ。左辺痛は気虚、右は血虚、夜痛み苦しく眉輪骨いたむは痰火なり。真頭痛は脳巓の底にとをり、痛みはなはだしく、手足冷、臂とひざより上までひ...
2021年9月14日
鍼灸重宝記

針灸諸病の治例④/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(19)

諸虫 もろもろのむし 虫は湿熱より生ず。腐草蛍となるがごとし。其証、𩞄雑、腹痛、涎沫を嘔吐し、面の色痿黄、眼眶、鼻の下青黒く、食少く、色黒く、痩せあるひは、寒熱咳嗽せしむ。 九虫は、一に伏虫、ながさ四寸、諸虫の長なり。 二に蛔虫、...
2021年9月14日
鍼灸重宝記

針灸諸病の治例③/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(18)

諸気 気の脉は沈なり 経に曰く、百病は気より生ず。喜んで心を傷るときは、其気散じ、腎気乗ず。怒つて肝を傷るときは、其気のぼり、肺気乗ず。憂えて肺を傷るときは、その気聚り、心気乗ず。思うて肺を傷るときは、其気結れ、肝気乗ず。恐て腎を傷るとき...
2021年9月18日
鍼灸重宝記

針灸諸病の治例②/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(17)

痢病 しぶりはら 赤白ともに湿熱と作して治すべし。古へに腸澼といひ、滞下といふは、みな今の痢病なり。脉滑沈小はよし、弦急は死す。もつはら血を下し、屋の雨漏のごとく、魚の脳髄の如くなるは、皆死す。 ▲脾兪、関元、腎兪、復溜、長強、大腸兪、...
2021年10月2日
鍼灸重宝記

針灸諸病の治例①/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(16)

針灸諸病の治例 中風 かぜにあてらるる 風者百病の長たり。其変化すること極りなし。偏枯は半身遂はず、風痱は身に痛みなく四肢収らず、風懿は昏冒して人事を知らず、風痺はしびれてふるふ。みな元精虎弱にして、栄衛調護をうしなひ、あるひは憂思...
2021年9月17日
鍼灸重宝記

経絡要穴⑥・秘伝の穴/『鍼灸重宝記』本郷正豊著(15)

秘伝の穴 患門 二穴。男は左、女は右の足の大指の頭、爪の先より足のうらを跟の下に引、それより膕の後の横文までの寸を取て、其稗を鼻の頭より項にのぼせ、項の後に下し稗の尽る処に、脊の正中に仮点を付、又鼻下より両の吻までの寸を取って、其稗...
2021年9月14日