こんにちは、鍼灸やまと治療院です。
今回は奇経八脈のひとつ「帯脈」について記載します。
帯脈の概要
この経絡は「帯脈」といい、奇経八脈と呼ばれる経絡のひとつで、身体を一周している経絡です。
旧字体では「帶脈」、中国語の簡体字では「带脉」、英語では”BELT VESSEL”と書きます。
この経絡上には4種の経穴があります。なお、この経脈のすべての経穴は別の経脈にある経穴であり、帯脈の独自の経穴はありません。
帯状に身体を一周し、縦に流れる各経脈を調整するものです。
流注(るちゅう) ~経絡の流れの説明~
※ここでは『和漢三才図会』の図を利用しています。
帯脈は季脅に起こり,足の厥陰,章門穴と足の少陽,帯脈穴を循り,身を囲して一周して束帯然の如し.また五枢穴,維道穴で足の少陽と会す.
引用:教科書執筆小委員会著『経絡経穴概論』医道の日本社,p.9
帯脈の病
帯の病たること、腹満し腰溶溶として水中に坐するが如し。
引用:『難経』二十九難
帯脈の経穴一覧
名称 | よみがな | 備考 |
---|---|---|
章門 | しょうもん | 足厥陰肝経 |
帯脈 | たいみゃく | 足少陽胆経 |
五枢 | ごすう | 足少陽胆経 |
維道 | いどう | 足少陽胆経 |
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