『鍼灸重宝記』は江戸時代の享保三年(1718年)に本郷正豊によって著された鍼灸治療に関する書物です。
本郷正豊先生に関しての資料が残っていないため、どのような人物だったかは失伝していますが、鍼灸に関して非常によくまとめられた書物であったといえます。
また、『鍼灸重宝記』は名鍼灸師として名高い八木下勝之助先生が愛読していた事で有名です。八木下先生はこの本を頼りに非常に優れた治療を行っていたと言われています。毎日毎日何十年も読み続けていたそうです。幾度となく繰り返し読むことにより鍼灸治療の究極の境地に至ることが出来るのかもしれません。
原文を全文掲載しておりますので、ぜひご一読ください。なお、一部の漢字、かななどは、読みやすいように現代の文字に置き換えていますので、完全な原文を読みたい方は、底本にしている『鍼灸重宝記綱目』(京都大学附属図書館所蔵)をお読みください。あくまで、気軽に鍼灸の古典を読んでみるのを目的としてますので、ご了承ください。
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鍼灸重宝記綱目目録
底本:『鍼灸重宝記綱目』(京都大学附属図書館所蔵)
図は画像データより抽出し一部加工
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